自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

ああ、こういうことなんだなと思ったお酒

大阪天満宮さんのそば、もはやランドマーク。船渡御の祭囃子が聞こえてきそうな店構えは、お伺いするたびに気分が上がります。


「大阪のええもん」のつまった宝船のような「天満天神MAIDO屋」さんがこの夏、オリジナルの生糀(なまこうじ)酒「白丑」を開発されました!
おめでとうございます。

 

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生糀。魅惑の響きです。まず、字面が意気に感じる。生と米と花。きっちり生き抜く気満々にしか見えない。

火入れなしで、糀が生のまま発酵している状態なので、酵母の活動が活発とのこと。
大阪四清水と謳われた、てんまの天神さんの御神水でこしらえはった濁酒。まずは祖父から譲り受けた酒器でお迎え。

濾過されていないから、糀ちゃんが雪花のようにたぷたぷ降り積もります。
しゅわしゅわと弾む生糀ちゃんたちは、薫りもしゅんしゅんふりまきます。これはいわゆる、「あかんやつフラグ(飲みやすすぎる美味しいやつ)」が立つ案件。
ちっさいちっさいおちょこにしておいてよかった。

これはもう、呑んでいただくしかないのですが、例えるなら舌をリセットされるUXでした。
「日本の酒の味が変わった」と嘆いた、小林秀雄翁もご存命なら、きっと顔ほころばせはったはず。

 

ああ、こういうことなんだな。

私たちの食のOSは、お水とお米と糀でできてたんだな、と想わせてもらえたお品でした。