自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

伊能忠敬の1人GPS無双

伊能忠敬@神戸市立博物館へ伺いました。

控えめにいって、1人GPSならびに1人Google Earth無双が過ぎる。国際宇宙ステーションから撮影した、日本列島のそれかと見紛うのです。

なんとも形容しがたいのですが、例えるなら日本列島はいきものだと直感させられました。

極細線の下絵、あら絵と呼ばれる景観のスケッチは、そのまま地図アプリの機能とリンクした。船の上から陸地を臨んだときの、俯瞰のパースにも対応した図もあり自分は今、何を見ているのだろうかと思うばかり。

情報処理のレイヤーとクレンジング能力、解像度の卓抜、まさに圧巻です。


ちょっとしたお部屋の壁ほどもある、大きな白紙に筆を入れることだけでも勇気がいるのに、この精緻さかつ肉筆とは一体なにごとでしょうか。

山の稜線の描線が、波打ち際に見えてくる。大地が蠢いているように感じる。
神戸の街の北は山なので、ふり仰いでその稜線を見たときとシンクロした。

会場内の床に、草鞋の足跡がついている。
尋ねると、伊能忠敬が歩幅を一定にキープしたという通りの、「69センチ」に合わせて測って貼ってあるとのこと。
足を合わせて歩いてみた。かなり大股だ。
踏破距離と期間を鑑みても、ほぼ浮いてたのではなかろうか。

名主の婿入り先を立て直し財を成し隠居後、独学。信を得て、「特命」を帯びるようになり、幕府上呈にまでいたる凄みを想った。

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