自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

ままならぬということ

イベントがなかなか成立し難い昨今。

4年前の、流展に伺った折の日記が出てきました。ままならぬことがほとんどのこの世の中。混沌は混沌のままで生きる、そのことを改めて。

 

今日は大好きな青磁を鑑賞に東洋陶磁美術館と、いけばな「未生流」展へ。

台湾の故宮美術館には伺ったことがありますが、今回の陳列はコンパクトかつ比較しやすく、堪能できました。乾隆帝が愛でたという人類史上最高傑作。いまだにこの作品を越える青磁は生まれていないのだとか。


陶芸は当時のハイテク産業ですからこの逸品が焼成したときは、まさに天が3Dプリンタで理想像を結んだような心地がしたことでしょうね。

村田喜代子先生の「龍秘御天歌」を思い出していました。陶芸は木火土木水という、人の手に余るものばかりに手を加える営み。ガラスも人類最古の加工品といいますが、なんとも奥深い丹精の世界です。

 

いけばな展では大好きな格花(伝統的ないけかた)は勿論ですが、チューリップのうねる茎を活かした作品の陰影の柔らかさ、てのひらサイズの小さな作品の、まるで三美神が踊っているような愛らしさに心ひかれました。