自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

己を祭れ

 2年前に、蛍光イエローの分厚めの本と出遭った。

 

著者の日下慶太さんの真骨頂は、祭を再定義したことだろう。

日本人は八百万すべてに神をみた。物質を神宿りと尊ぶなら、物質である私たちの身体もまた、神が宿る場所のはずだ。

「己を祭れ」。
これは誰一人とりこぼさない、仲間外れにしないご託宣。究極のインクルージョンだ。今世で預かった、自分のためだけに与えられた物質、身体。
これを他でもない自分自身でどこに置いて、どのように使いきるのだ、と腹をくくるのか。
そんな自分自身を尊べるのか。

この本はユニークなエピソードとユーモア溢れる文で読む者に真正面に、そう問いかけてくる。

それは著者のように名だたる賞を受賞したクリエーターでなくても、私たちの誰もが取り組めるシンプルな挑戦だ。

自己肯定感が低いと言われる日本人、特に女性に読んでほしい一冊。


#迷子のコピーライター