自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

文学もVRも知覚の交換/共有体験である

翻訳の名手で米文学研究者でもあられる私のヒーロー、柴田元幸先生からサインをいただく機会がありました。


私はライミングが愉しいM・カイラー作、Chicago図書館「ベストオブベスト」受賞作の「the Little Dump Track」を翻訳したことがあります。

翻訳の奥深さをほんの少し覗いたことがある身としては、柴田元幸先生は神です。

翻訳は自分の読書体験の再現だ、近似値を取る作業だなどなど、神からの言葉は説得力がありました。
「小説は冗長性があるけれども、詩のような短い文の場合の翻訳は工夫が要る」とのひとことがあったとき、絵本の翻訳に命かけたあの日々が報われる想いがしました。

この日はVR研究者の清川清先生との対談イベントでした。とても面白くて引き込まれ、あっという間の二時間。お二人ともお話が上手でチャーミングでいらっしゃいました。どちらも等価に対話されている見事な、まさに「対談」に感じました。

 

「文学もVRも知覚の交換/共有体験である」という共通項をたちまち基点にされる、とんでもないUX構築のひとときでした。