自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

文学の領分

人類がかつて遭遇したことのない激変が起こる、とされる近い未来に老若男女が総力戦で智恵と想いをもちよって備え、ほしい未来を形作ることに誰もが参与する、したいと思える気風ひいては文化がほしい。そしてそれは、人間にしか手掛けられないと考えています。

私淑している、光物性科学の碩学であられる国府田隆夫先生。
「あなたの考えを聞かせてください」。先生は小さき私を、そのように導いてくださいました。これは有機ELの父であられる、故井口洋夫先生も同じでいらっしゃいました。「私は亀の子(化学式)しか解らないのですよ」と。
JAXA東京事務所の先生の執務室での、夢のようなひととき。最近、リサーチでたまたま井口先生のご署名のあるPDFをお見かけし、あの夢のZONEに同期しました。これがヒントとなって、「ミニテスト」を久しぶりにひもときました。

国府田先生におかれましてはかつて、日本女子大学理学部にて文理融合を試みる物理学の授業を設計しておられました。例えば「電磁気学の発展と応用」というテーマの第1回のご講義は、ファラデーやハイデルベルグはもちろん、最近(当時)のニューストピックを挙げたうえで、「携帯電話の電磁波の影響」について見解を問いかけます。これが「ミニテスト」です。

形式こそ四択程度の選択肢を示し、最も自分の考えに近いものを選択させるテストですが正解は無し。なぜそれを選んだのかを「簡潔にコメント」するのが胆です。久しぶりに検索してみたところ、かつて掲載のあったページが見当たらず。先生のご厚意で紙のレジメの写しをご恵贈いただいていたことが、よりいっそう有り難く感ぜられます。

臆せず発信する力(実践)
簡潔にコメントする力(構造)
問いをたてる力(文学)

この三要素がcodeとなれば、文化は醸成されると確信!