自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

スケッチとは情報のクレンジング

未来洞察には人口動態くらいしか確からしエビデンスのない現代にあって、私にとって普遍性を刮目できる重要な装置は博物館と美術館です。

1年前の大阪市立自然史博物館の特別展「きのこ!キノコ!木の子!」は、インスピレーションの宝庫でした。
「次世代へつなぐ器官」としてのキノコの豊かなボディプランと戦略は、数年前の「たまごとたね」展以来の感動を覚えました。
白眉は研究者によるスケッチ原画でした。

スケッチは、視るべきディテールや情報をフィルタリングしてくれているので、意識の位相が確実にあがります。

とりわけて、京友禅の名手 田畑喜八先生の草花のスケッチなみに品格のある1枚があったので学芸員さんにお聞きしたところ、協力者の日本画家さんの手になるものだとか。

人工知能ブームと共にデータサイエンスの重要性が折に触れて議論され、情報の前処理、クレンジングの難しさが課題になっています。
スケッチは、まさに情報のクレンジングそのものではないでしょうか。

http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2018kinoko/