自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

手に余るもの

薔薇が美しい季節になりました。

大阪にもいくつかバラ園がありますが、例えば中之島中之島には東洋陶磁美術館があります。
私は青磁が好きなので、ありがたい存在です。乾隆帝が愛でたという、人類史上最高傑作を鑑賞したことがあります。いまだにこの作品を越える青磁は生まれていないのだとか。

陶芸は当時のハイテク産業ですからこの逸品が焼成したときは、まさに天が3Dプリンタで理想像を結んだような心地がしたことでしょう。

鑑賞している間は、村田喜代子先生の小説「龍秘御天歌」を思い出していました。陶芸は木火土木水という、人の手に余るものばかりに手を加える営み。

ガラスも人類最古の加工品といいますが、なんとも奥深い丹精の世界です。

とりやまみゆき