自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

【木大可子】

椅子は、文化の発露だと思う。

太古の昔、岩や木の切り株が
その役目を果たしていたであろう、
人が腰かける「用具」。

家が生まれて椅子は「家具」になった。
座面を布などで柔らかく加工
足裏が快適に着地する高さに座面を調整
背もたれはゆるやかに傾斜

やがて権威や正統性の象徴にもなった。

セントレジス大阪で数年前、
イタリアの椅子の名品が俯瞰できる機会があった。
スプリングを施したもの、テトラポットのような形のもの、ロープを張り巡らしたもの。
「人の巣」の最小単位を観た想いがした。

椅子は文化の発露だと、思う。

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