自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

土壌作りは時間財

「研究」を「仕事」に置き換えれば、実業界においても、示唆に富むご指摘に感じます。同様に、実業界でもオープンイノベーションと称して外部接続を試みるチャレンジが活発なのは、この気づきあってこそかと。

ここでいう「穏やかな陽光慈雨」は、Googleが提唱している「心理的安全性」も含まれています。
KPIの再定義によって、この文化的土壌の構築そのものも評価される体制作りが急務という認識です。

とりやまみゆき
Miyuki TORIYAMA

以下、部分引用-----------------------------

こうした研究の萠芽が健全に育つためには,穏やかな陽光慈雨に比すべき成熟した文化的土壌が必要である

定年になって科学者のcommunityを外から眺める機会が多くなり,いかに多くの事が,その世界の中でしか意味をもたないかという事実に驚いています(注:先輩格のK先生のお手紙の引用)

これまでは研究だけに没頭することが研究者の美徳であり責務であった.これからは,社会生活の求める義務にその優先権を譲ることも起こり得るだろう.

物理学者のコミュニティの枠をこえて,驚くべき多彩さで現代技術化文明世界の「語り部」の役割を果たしてきたF. Dysonに次の言葉がある: “It makes no sense to me to separate science from technology, technology from ethics, or ethics from religion."11) 筆者もまさにそうだと思う.

引用元
http://www.jps.or.jp/books/50thkinen/50th_09/003.html