自分の名前も忘れるほど

あめちかる storyteller 鳥山美由紀( とりやまみゆき Miyuki TORIYAMA ) のブログです。

虹をふりまく

サンキャッチャーが、部屋に虹の粒を放り込んでくれる冬ごもりは、愉しい。

社交的ではない。華やかな場は、誘われたら行くけれど基本は苦手だ。

友達は少数精鋭というか、寡ない。それでも社会人になってからできた友達という、有難い存在も中にはいる。ラッキーなことだ。

SNS疲れという単語とは無縁の、箸が転がっても笑うてまうノリが年々ますます、ありがたい。

昨夜もチャット状態になり、声を上げ涙を流して爆笑していた。声を出して笑ってしまう確率はすべからく高いのだけれど、昨夜の爆発力はなかなかのものだった。

 


私たちぐらい(笑)にもなれば、お互いの着信通知だけで笑いが込み上げる。そんな、パブロフな関係性が仕上がっている。字面だけで笑ってしまうこともしばしばだ。2人だけに判る符牒が、いくつかあるのだけれどそこに至るまでの、雑談の集積、レイヤー構築段階からわくわくする。

笑いとユーモアに対する、心の可動域と距離感が近い気がしている。

イライラ、もやもや、ぷんすかの扱い方も、ありがたい。あれやこれやと不安や猜疑で心が、塗りつぶされてしまう前に笑いで更新する、心の治安維持法が機能する。わたしには、確実に笑い飛ばせる関係性が担保されている。しかも、涙も見せられる。

なんとラッキーなのだろう。

 


かのチャーチルは、今際の際に「わたしには友達が3人もいた」と云ったという。

わたしに友達が3人もいるかどうかは判らないけれど、関わった誰かにメンバーとして数えられていたらいいなと想う。

 

サンキャッチャー

 

あなたが友だちだと思っている人の半分はあなたを友だちだと思っていない

#失われた芸術

 

ディグニティの方舟、ヘラルボニー

うめはんさんこと阪急うめだ本店さまのディレクションは愉しいし、攻めてる。

ふらりと9階に立ち寄れば、解剖台の上の雨傘とミシンのような、ケミストリーな出遭いがある。


今回は、長坂真護展に注目していた。

しかし「そのメインビジュアル」の、磁力は凄まじいものだった。

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引用元 ※会期終了


1階コンコースの、クリスマスシーズンは絵本仕立てになることでも有名な、グランドショーウィンドウ。ハーモニーを冠した、リゾートを彷彿とさせるビビッドなトーンが、その巨大さを活かして展開されていた。

予備知識のない状態で見かけた時、これについては正直「うんうん、きれいね」くらいの印象だった。


私はフライヤーなどに使用されていた、モノトーン基調のビジュアル。中空をやや虚な視線で見上げる、中性的な人物のその眼差しのほうが気にかかった。

このショットをメインイメージに選択した経営者に、逢いたくなった。


ヘラルボニー。

オランダ語圏の、単語を想わせる響き。

創業者の兄上が大切にしてきた、言葉だという。

これは家業なのだ、そう感じた。

 

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いちばん気になっていた作家さんの、いちごショートケーキ

スポンジの断面にきちんとシロップうってあるやつ

私の大好きな、にしむら珈琲さんのいちごのフレジェみたいな正四角形のフォルム

イチゴ色の木靴を履いた2人が、膝付き合わせて寄り添ってるみたい

 

長坂真護さんの挑戦との共通点かつ私が尊いと感じたのは、慈善事業、チャリティー、寄付ではなくて、営利活動である点。そしてその、射程の長さだ。

 

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Mackintosh×ヘラルボニー×細尾×HIROKO HAYASHI×hedgren


大大阪の薫り高き船場エリアの秋のおまつり「船場博覧会」関連行事でもある、11月15日から開催予定のThe Colours!展が今から愉しみだ。

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引用元
https://semba-navi.com/wp-content/uploads/2022/09/sembaexpo2022guidebook.pdf

 

◆11/4追記◆ プレスリリース 

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私のレセプタをhackし、ヘラルボニーさんの売り場まで接続したのが池田エライザさん(と、アートワークご担当各位)だというのは、あとで知った。

池田さんといえば今夏、テレビ大阪開局40周年記念「名建築で昼食を-大阪編」の中で、船場エリアを回遊された。


 


ディグニティの方舟。

もし、ヘラルボニーの辞書を編むとしたなら、そんな「予測変換候補」を出したい。

そう思った。


いわゆる男性のOS、基本装備といっても過言では無い「プライド」。これが、これに伴うマウントが。企業方針や社会、ひいては歴史を作ってきた、という側面がある。

そう認識している。


プライドは大切だ。同時に、楕円に中心が二つあるように、ディグニティも大切だ。ディグニティには、品位に軸がある。それは内面からこんこんと湧くもので、決して他者の評価によって損なわれない、絶対的なもの。


船といえば大阪は水路を巡って初めて、その顔立ちを顕にする。これから御堂筋も、イルミネーションで彩られる季節に移り変わるわけだが水路もね、脈々してる。

 

美意識でサバイブできるか。

私の命題のひとつです。

 

ヘラルボニー公式ウェブサイト

 

船場博覧会

 

大阪 光の饗宴

 

#金沢21世紀美術館 #黒澤浩美 #キュレーター

#船場エクセルビル 

#光のアートフェスティバル #イルミネーション

#光のルネサンス

与祝の色彩、片山みやび展

瀬戸内国際芸術祭2022にもご出展中の、片山みやびさんの個展に伺ってきた。

あらかじめ与えられた、あらゆる、湧き上がる祝祭を見い出せる場だった。

 

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ピスタチオのムースにフルーツゼリーがあしらわれたかのような、fruitfulなカード

 

彩り豊かな、朝露のように瑞々しいガラスパーツを、まるで絵の具のように自在に重ね、散りばめておられた。

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たとえば京友禅の絵付け前の、色見本のように品が佳くて、なよびかな色彩たち。

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グミの大袋を見て心躍らせたときの、おさなごころの世界線も立ち昇る。

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あるいは、ラドロズリーの店先の、ニュアンスあるアクセサリーパーツのような顔だちにも見える。

 

生クリームをたっぷり、スパチュラで塗ったようなベースに、アイスバブルのように重なり合ったガラスたちがあそぶ。

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お誕生日ケーキみたいなラブリーさ

 

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影までかわいらしい

朝陽、お昼間、夕暮れのひかりの下でも眺めたくなった

 

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シェーンブルンのテレジアイエローを想わせる、黄色のトーンが通奏低音に感じられた。美しくて印象的

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(こういうとろふわオムレツ、ありますよね。)

 

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レモンジュレみたい

花のかんばせのようでいて、宇宙的でもある

 

たとえばシャンパンの泡。シャボン玉の連なり、雨粒の描く水紋、雨上がりの木々に残る雫の光。そうしたあらゆる運動体を、標本にしたててしまったかのような。

 

ガラスはアモルファス、液体であり個体だという。さまざまな時の流れを同時に留め、光を透過させる物質を介してみやびさんが綾なす美を、ガラス体という眼球を通して感得する贅沢なひととき。

 

日常の愛でかたって、こういうことだ。


10/29まで、大阪駅前ビルのギャラリーで開催中とのこと。

片山さんに出遭わせてくれた、Iちゃんに改めて感謝だな。

 

『うちに帰ろう』

2022年10月22日(土)〜2022年10月29日(土)

11:00〜19:00(最終日17:00まで)

会期中無休

ギャラリーら・む〜

大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビル 1F-24

06-6344-7603

 


アイスバブル


 


片山みやび さん

公式ウェブサイト

公式Instagram 

 


11/6まで、瀬戸内国際芸術祭2022(小豆島アートプロジェクト)でもご出展中
(秋)9月29日〜11月6日
ジョルジュギャラリー&コヒラカフェ
香川県小豆郡小豆島町馬木36-2(馬木バス停降車すぐ)
高松市美術館ミュージアムショップでも、アクセサリー作品などを会期中扱いあり
「瀬戸内国際芸術祭2022が4月14日から開催されます。壁画と作品展示によって構成されたコヒラカフェ(ヘルシーなドリンクと料理)。 」

 

12月には、銀座「創英ギャラリー」でご開催予定とのこと。

個展 『うちに帰ろう』

12月12日(月)〜17日(土)
10:30~18:30(土曜日は17:00まで)
東京都中央区銀座7−2−6 銀座アステルビル1F
03-6274-6698

 

グミ

ラドロズリー

小さきものは、いとをかし

出遭いは4年前、2018年の秋。

場は、リニューアルオープンしたIDEE梅田店さんだった。

その色彩からは大好きな陶芸家、ルーシー・リーを彷彿とさせられた。

 


竹村良訓さん。

朝ぼらけ、ピンクコーラルのようなニュアンスあるペールピンク、ひだまりのようなレモンイエロー、覚めるようなターコイズブルーなどが印象的な作陶家さんだ。

 

マルタンマルジェラを着こなす経営者さんがたと、釘付けになって印象を語らい、手にとっては選択しあった。


わたしはバハマのピンクサンドビーチにすぐ同期できそうな卵サイズの一輪挿しと、シックでありながら星屑を散らしたような膚のドーンパープルとコッパーのツートンのデミタスカップ&ソーサーをチョイス。

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いけばなののこりばなが喜ぶ

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アイスの実」ぶどう味と、心斎橋長崎堂さんの「クリスタル・ボンボン」


オブジェとしても愛でられるフォルムと色彩とは、さながら火気要らずの焚き火だ。

 

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調和しつつも存在感を保てる品の佳さ


一輪挿し、デミタスカップ

その主たる用途を超えて、心を遊ばせている。

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妖精さん

シャインマスカットひとつぶ。

 

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ウェスティン大阪の「新食感」焼き菓子こと、モワルー・オ・ガレット

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この星屑のような膚は、さながら掌サイズのプラネタリウム

 

今度は、きのこの山を容れてみようっと。


小さきものは、いとをかし。

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竹村良訓さん

#takemurayoshinori #yoshinoritakemura

#作陶 #design #art

https://instagram.com/takemurayoshinori?igshid=YmMyMTA2M2Y=

 

IDEE梅田店

 

バハマ ピンクサンドビーチ

 

アイスの実

 

きのこの山

 

長崎堂 クリスタルボンボン

 

田辺聖子 苺をつぶしながら

 

ウェスティン大阪

その五芒星は結界か-アートから起動する経済圏

ガスマスクが、マイクになった。

声が届く射程を拡張するアートを、刮目してきた。

 

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アートは、社会全体の意識の位相を変える。したがってギャラリーや美術館は、革新性や先見性のショーケースだ。そう思ってる。


長坂真護さんはアートによって、ガスマスクをマイクに変えた。

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長坂真護展 Still A “BLACK” STAR。

うめはんこと阪急うめだ本店9階で、ガスマスクの実物を生まれて初めて観た。

身内が全身麻酔を受け酸素吸入マスクを付けて病室に戻ってきたあの時の光景のような、静かなる強打に近いものを受けた。

 

アグボグブロシー、ガーナ。

Google Earthで事前に視た。地理的には日本からは遠い、遠い国。大学や美術館、政府の施設もあるエリアと見受けられた。

そのエリアに山積されるという、作品の「素材」。

それは、さながら化石へと羽化し始めたような態様の、私たちの日常の欠片だった。ごく身近な家電やリモコン類、ゲーム機、マウスやキーボードなど、パソコンやその周辺機器の残骸が彼の地の現在の姿を像として結ぶという、このギャップたるや。

 

見覚えがある、が

身に覚えがある。

に変わる。

 

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見覚えしかない大手メーカーの品で埋め尽くされた、見覚えしかない顔立ち


かのUberのビジネスモデルのインスピレーションになった点でも名高い、カルロ・ラッティによる廃棄物をトラッキングするメディアアートの、その先のリアル。

 

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地元の「スーパースター」の1人による、ゾウさんの絵に心惹かれて何度も遠近から鑑賞した。こんな描線や色彩の選択は、わたしにはもうできないや。

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日曜日まで、作家さんご本人が会場内で公開制作もなさる模様。

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画像引用元


ところで先日、地上波テレビの「月9」枠で、「クレイジージャーニー」が放送された。スラム取材という文脈からも番組内での、丸山ゴンザレスさんのコメントを作品たちと重ね合わせていた。

「(パナマのように)ここまで発展した都市には、必ず歪みが生じる」というような内容の、指摘が刺さったままのタイミングでの鑑賞となった。

実物の物量、情報量は一見の価値があった。ガーナの方々と私のありふれた日常とは、地続きだ。


非力でもせめて、この世の中の無数の「オメラス」を自分は知らないし、想像さえもできない。この戒めだけは、心にピン留めしていく胆力は備えていたい。カエサルとともに。

“libenter homines id quod volunt credunt”

「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」

(「ローマ人の物語 by塩野七生」)

 

年々、自分がいかに無知かを思い知るばかりだ。

 

分配とトレードオフ

この命題に、それなりに向き合ってきた。

観たい景色をチャリティーだけで終わらせたくなくて私も色々、足掻いてきた。

レバレッジを見直そう。意気に感じた。

 

#長坂真護

#スラム撲滅

#うめはん

#阪急うめだギャラリー

#フランクミュラー

#ガーナ

#e-waste

 

東京では、上野の森美術館で11/6まで開催中とのこと。

 

長坂真護さん公式ウェブサイト

 

Black Star Square

#googleearth


アーシュラ・K・ル・グィン

「オメラスから歩み去る人々」収録

風の十二方位(ハヤカワ文庫)

 

クレイジージャーニー

中庭付きの小箱で、焦がしバターなりんご狩り。クラフトなカフェ、クラヴス

従兄夫妻が京都で独立開業したカフェ、Kurav's Cafe-Mototanaka(クラヴスカフェ 元田中)。

 

身内贔屓のようだけれど、「フカイリもできるクラフトなカフェ」といった顔立ちで、いこごちも味わいも上質だと感じた。

茶店やカフェで、息継ぎをしているいきものとして、甘いものが好きな1人として、好みだったから素で推してみる。

 

醸す、クラヴス。

大通り沿いで中庭付きの小さなカフェは、外観通りの可愛いだけでは終わらなかった。

いろいろあちこち、醸してた。

 

京都大学や京都芸術大学から徒歩圏内の、百万遍(ひゃくまんべん)交差点から徒歩5分。

「BAR探偵」の斜向かい、御蔭通に面した扉を2回開けば目に映るのは中庭の緑、包まれるのは静寂。

佇んでいたのは、この人。

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Kurt smells like.....at Kurav's.

 

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いろいろ燻らせてる、醸し出してる

※大切な四字熟語: 全席禁煙


Kurav'sのV(5ポイント)をまとめてみた。

♣️5日以内

クラヴス自慢のコーヒーは、シングルオリジン。鮮度が高い証拠の翡翠色した厳選豆を、深煎り焙煎後5日以内のもののみ提供。

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ロースターはディスカバリー

作業音は、ほぼスティーヴ・ライヒ

あるいはサンタさんのソリのシャンシャンシャン

 

♣️6時間以内

毎朝工房で焼き上げる、りんご大の特製フィナンシェ。焦がしバターの香りのトリガーになるカリッとした食感と、しっとりとふわりのあわいの生地感は、6時間以内の賞味が叶うクラフトなカフェならではの「焦がしバターなりんご狩り」体験。

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※当日作ったものだけの扱い。売り切れ御免

 

♣️83度

コーヒーは注文を受けてから、83度でハンドドリップ。

クラヴスオリジナルの、ミルクガラス製マグカップで供された。このマグの厚みと深さで、文字通り口当たりの角度が頃合いになり、コーヒーがさらに美味しくなる素敵なギア。

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分厚さと重たさの印象は、例えるならマグ界の鈍器本

所作がきれいになる重み

 

♣️1941年

アメリカのガラスメーカーが1941年に生み出した耐熱ガラスブランド、ファイヤーキング。その系譜を受け継ぎJapanMadeで復刻したというミルクガラス製の、マグカップの印象は

・ずっしりした重さと、えもいわれぬ手触り

・コーヒーのシルエットがほんのり透ける

・その体験は、温故知新だった

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見える音楽のようなことになってるマグの列

 

♣️中庭 

大通りに面した、かわゆいステンドグラスが目印の外観からは予想外だった。2つめの扉から目に飛び込んでくる中庭。京都ならではの空間構成で、足を運んでこその体験だった。窓辺のカウンター席は静かにひとり、ゆったり猫になれる特等席。確か5席だったかな。

並んだ椅子の背中は、鍵盤にも想えた。

 

♣️ショーケース

中庭のお向かいには、従兄がカスタマイズした大正時代のショーケース。中には、りんご大のフィナンシェとマフィンたちがずらり。中庭から降り注ぐ自然光と緑の蔭を受けて、優しく店内にふりまいていた。

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店内は、対角線に気をつけろ!

 

さて、シグネチャーのビッグフィナンシェを実食。最初はプレーン味でと思いつつも、あんバターと目が合ったので、もうあかんかった。

私ったらチョロい。

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アメリカンマフィン型で焼き上げて、サイズ感がバグったフィナンシェ

 

アダムとイブの、りんごみたいなことですな。揺さぶる。

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こちらが禁断(?)の断面の作画サンプルとなります。ね、これはしかたないでしょう?

 

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アメリカンマフィンの王道フレーバー、ブルーベリー

 

マフィンも、サイズはアメリカンですが見た目ほど甘すぎませぬ。

カトラリーの置き方がかわいい。

V8!V8!(違う、そうじゃない)

 

ナッツのマフィンの断面はこちら。

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華奢なキャラメリゼのようで、あってほしい歯応えとパキッと感、ローストナッツの風合いがきちんとあった。このマフィンが実る木が欲しいです、サンタさん。

 

お店のロゴをあしらった、お箱もかわいい。

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アートワークは、ベンジー*こと浅井健一氏。

こちらが掲載されている作品集「Beauty of Decayed Trans Am」は、お店においてあった。

椎名林檎が「そしたらベンジー♪」と4回、その名を歌った方です。私も従兄からアートワークがベンジーと聞いて、4回ほどは声に出した。

 

そんなクラヴスカフェでは10月1日から、特製ベイクドチーズケーキも提供しているそうな。

しっかりボディ系らしい。どう考えても私好みのタイプ。

フィナンシェやマフィン同様にクラフトで、トリックのないトリートだろう。

また行かなきゃ、という呪文にかかってしまった。

醸す、クラヴス。

 

クラヴスカフェ公式ウェブサイト

営業時間 11時~18時
定休日 水曜日
住所  京都府京都市左京区田中里ノ前町4
最寄駅  叡山電鉄元田中駅から徒歩5分

 

 

Smells Like Teen Spirit

#カート・コバーン

#ニルヴァーナ

 

#V8 #V8

#マッドマックス 怒りのデスロード

20年をかけて完成した「#怒りのデスロード」。まさに「デス・ロード」な製作秘話に、心揺さぶられた。ほぼほぼ実写という、究極のクラフト。V8! V8!

 

違う、そうじゃない

#鈴木雅之

 

#浅井健一 #Sherbets

来年2023年に25周年を迎えるSHERBETS

10/26(水) に、ニューシングル「UK」リリース

 

#醸すクラヴス

#クラヴスカフェ #京都カフェ

#ミルクガラス #所作がきれいになるマグ

#自家焙煎 #ロースター #ロースト

#クラフト

#トリート #焼き菓子  #焦がしバター  #りんご狩り #ベイクド #フィナンシェ #マフィン #チーズケーキ 

#ギア #鈍器本 #マグカップ

 

【ご恵投感謝】たわむれせんとや生まれ圏、それが門前。

在野の賢人こと吉川浩満さんの新刊。

scripta連載時から愉しく拝読していた「哲学の門前」です。発売初日に、重版決定の報も届いて我が事のように嬉しいです。

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編集者さんによる、初回原稿が届いた時のエピソードも面白い。

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単行本化にあたってはどのような装丁、加筆修正で編まれているか愉しみにしていた訳ですが、通して読了した印象はなぜか「草枕」でした。日常と心情とを細やかに書き写す筆が、漱石のそれを思い起こさせられたのか。


特筆すべきは、例えば塩野七生チェーザレ・ボレジアあるいは優雅なる冷酷」のように、自在に遷移する文体とフレームです。通奏低音はきっちり「吉川さん」なので、散らからないのが流石。どの章から読んでも楽しいです。

 

入門ありきと構えず、まるで哲学を文庫本のように携えて日常に編み込む、ありかた。その軽みが小気味良いし、こういう間合いといおうか「門前という生活圏」とその手触りとを持てば人生、数倍は味わい深くなるなと思わせられる随筆集です。

 

追記

大阪の書店さんでの陳列風景。

紀伊國屋書店グランフロント大阪

「哲学」コーナーで1冊発見
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上から2番目の棚の、「不死」の講義の左横の、緑色の文字の背表紙。

 

・大阪梅田の紀伊國屋書店本店

「日経文庫」の書棚にありました。右隣が「紀伊國屋書店の本」書棚。紀伊國屋書店の枠内に収まりきらず、このような陳列かと推察。

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#哲学の門前 #吉川浩満 #紀伊國屋書店 #scripta